モブプログラミングをしよう

プロジェクト、チームへの取り組みをするならモブプログラミング(モブプロ)でやりたいと強く思っています。
なぜモブプロがやりたいかというと「これこそチームワーク手法だ」と感じるからです。
例え話になりますが、夫婦円満の秘訣に「共同作業をする」というのがあります。 子供が生まれたりすると効率をよくするため、分担作業をする機会が多いと思います。 例えば授乳などはお母さんしかできないので、お父さんは自ずとその他にできることをすることになります。
おむつ交換や寝かしつけ、その他家事で掃除など この分担作業が習慣化し、子供が大きくなっても家事を分担していると、 不平や不満が溜まりやすくなります。
「やってくれるけど、ここをこうしてくれればいいのに」とか 「どうせゴミ集めるなら全部屋やってくれないかな」など
やってくれた後に要望を伝えると不平や不満になってしまいがちなので、 どちらにとっても不快な気分になってしまいます。
これは仕事でも同じだと感じていて、 例えばコーディングとレビュー、 タスクの依頼と状況確認などです。
違うことをしていると、大変だったことなどが見えないので、 単に遅れた事実だけがマイナス要因となってしまいチームを円滑にすすめるのが難しくなります。
そこで「共同作業」です。 夫婦の話に戻すと、
- いっしょにごはんを作る
- いっしょに皿を洗う
- いっしょに掃除をする
といったことです。 いっしょにごはんを作れば調味料の置き場所が分からなくてもその場で聞けばいいですし、 お父さんが食材を切っている間にお母さんはお湯を沸かせたり、皿を出すなどすれば効率よく食事の準備ができます。 困った問題が起きたり、「こうして欲しい」があってもその場ですぐに伝えられるので、 即時対応をすることができます。
開発ではどうかというと
- メインでコーディングをする人
- それをみながらレビューする人
- レビューしながら仕様に漏れがあれば仕様を修正する人
などに置き換えられます。
分担作業をすることで作業効率が上げられるようになりそうですが、 それにはチームが「阿吽の呼吸」でできてからだと思うし、 そこに至るまでは「共同作業 = モブプロ」でやっていきたいというのがその理由です。
機会があれば是非、モブプロしましょう。
モブプロの詳細については及部敬雄さんが分かりやすいスライドを公開してくれているので、 こちらを参考にされると👍