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Excelにオリジナルのテーブルスタイルを追加するの紹介

· 約5分

Excelのリストオブジェクト(テーブルスタイル)を知ってしまうと、便利すぎてちょっとした表でも使いたくなります
ただ、残念なことに標準のテーブルスタイル(見た目)に良いのがないというのが残念なところ

img

左から順番に

  1. None: 設定なし
  2. Standard: 標準のテーブルスタイル
  3. TableStyleLightBlue: オリジナルのテーブルスタイル その1
  4. TableStyleLightGreen: オリジナルのテーブルスタイル その2

オリジナルのテーブルスタイルのように、自分好みのものを作ることはできるけど、保存がブック(1ファイル)単位なのが厄介なところ
他のブックへコピーすることはできるけど、下手をすると余計なデータを移してしまう事もあり、危険もあります

そこで役に立つのがいつでも手軽にテーブルスタイルを追加できるスクリプト
それを作っておくといつでも自分好みのテーブルスタイルをブックに適用できるので紹介します

Info

リストオブジェクトの説明はいいからそのPythonを見たいという方はコチラ

PythonでExcelにオリジナルのテーブルスタイルを追加する

改めてリストオブジェクト(テーブルスタイル)の良いところ

  1. セルの参照が絶対座標だけではなく、名前で参照できるようになる - 例:セルE3
  2. 列で違う数式があるとわかるようになる - 例:セルE5
  3. 集計業の表示/非表示切り替えが簡単にできる

要はRDBのテーブルへデータを入れるように扱えるようなります
矛盾点や更新漏れが見つけやすくなり、数式もセルを変数名として扱えるようになるので、
数式が「=C3&": "&D3」となっているよりグッと見やすくなります

VBAでもコード内に絶対座標("C3"とか)書くと表の位置変更や列追加のたびにコードを修正しなくてはならず、メンテも大変になります

VBAの話をはじめると話がそれてしまうので、またの機会に書きますが、
要は「 "表"としてまとめられる情報ならリストオブジェクトを使おう 」ということです

リストオブジェクト(テーブルスタイル)を設定するのはココ

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  1. 設定したい表を選択する
  2. リボンメニュー > ホーム > テーブルとして書式設定 をクリック

リストオブジェクトの残念なところ

リストオブジェクトはデザイン(見た目)もセットなわけですが、この標準(最初から入っている)デザインがどれもイマイチなところ
(もちろん個人の感想によるところが大きいですが)

そのデザイン、つまりテーブルスタイルは自由に変更できます
これでお気に入りのテーブルスタイルをいつでも適用できる...
と言いたいところなのですが、この作ったデザインがブック(1ファイル)単位にしかできないのが残念な点

Pythonで作る理由

テーブルスタイルを新しいブックに適用する主な方法は以下

  1. テーブルスタイルの保存されているブックからテーブルスタイルをコピーする
  2. VBAでテーブルスタイルを追加する

VBAでコード化しておくと適用時には楽なのですが、結局はブックへ保存することになるので、ブックを開かないと実行できません。

そこで、Python

Pythonでテーブルスタイルを管理すると良いところ

  1. 実装とデザインを分けて保存できる
  2. テキストなのでGitで管理できる
  3. 一度環境をつくれば、すぐに適用できる

はい
長くなりました。ここまで読んでいただき、ありがとうございます。

Pythonでテーブルスタイルを追加する方法はこちらを参考にしてください

PythonでExcelにオリジナルのテーブルスタイルを追加する